読書:色々なジャンルの本 2026年1月~3月

物価上昇が2倍近くにもなったので、遊びに出掛けるのを控える事にした。これも温暖化の影響、イラン情勢の影響だろう。おかげで年金だけでは生活が苦しくなり、貯金を少しずつ切り崩し始めた。こんな時は、読書に限るという事で、本をまとめ読みする事にした。読書生活に欠かせない読み物が、読みやすい本を選ぶ事だが、名だたる小説家の先生方の中でも断然、読みやすいのが今野敏先生の小説である。今季は11冊も買って読み始めている。来季もこの調子で今野敏先生を選ぶかな。

今野敏先生 遠火

奥多摩の山中で見つかった他殺体。警視庁捜査一課の樋口班が調べると、殺されたのは売春の噂があり、渋谷署が既に接触していた女子高生だった。樋口は被害者の友人と面会するが、その時の二人きりの様子を何者かに撮られ、ネットに流されてしまう。実直な性格から同僚の信頼も厚い彼があらぬ疑いをかけられ……。刑事が己の正義を貫く傑作警察小説。

感想
警視庁強行犯係・樋口顕シリーズも文庫本8冊目となる。隠蔽捜査シリーズにはまって、この樋口顕シリーズも冷静沈着で信念を曲げないキャラクターが好きで、はまりつつあります。

今野敏先生 ボーダーライト

県内で少年犯罪が急増している――神奈川県警少年捜査課の高尾と丸木が調査を始めた直後、ふたりのよく知る高校生・赤岩が薬物取引の現場で検挙された。赤岩は同級生の賀茂の助言で、取引を邪魔しに行ったのだという。賀茂は古代の霊能者・役小角を自らに降臨させる不思議な少年だった。時を同じくして横浜で売春や特殊詐欺も発生するが、罪を犯した若者たちの共通点は、カリスマボーカルのミサキを擁する人気バンド・スカGのファンということだけだった。みなとみらい署のマル暴・諸橋らの協力を得て、高尾たちは真相解明を目指す。唯一無二のエンタメ警察小説。

感想
神奈川県警少年捜査課は初めて読んだが、途中オズヌが出てきたので、シリーズ化してるのかな?わが名はオズヌを読んだときは、今野敏先生には珍しく霊能力者を扱っていて、エンタメ的な小説だったけど、ボーダーライトもそんな内容でした。これはこれで面白かった。

今野敏先生 機捜235

渋谷署に分駐所を置く警視庁第二機動捜査隊所属の高丸。公務中に負傷した同僚にかわり、高丸の相棒として新たに着任したのは、白髪頭で風采のあがらない定年間際の男・縞長だった。しょぼくれた相棒に心の中で意気消沈する高丸だが、実は、そんな縞長が以前にいた部署は捜査共助課見当たり捜査班、独特の能力と実力を求められる専門家集団だった……。

感想
今野敏先生の本を読んでみると、警察組織の中に、自分が知らない組織が色々あるんだなあと感心してしまう。この機動捜査隊という部署もその一つであった。初めてこの本を読んだが、短編集になっており、高丸がずいぶん年上の縞長と組むことによって、仕事への意識が変わっていった所が面白かった。

今野敏先生 石礫 機捜235

「機捜235」の高丸と縞長が発見した爆弾テロ犯・内田が建築中の建 物に立てこもった。内田は逃走途中で誰かと会い、爆発物入りらしいリュックを渡していた。彼らの目的はいったい何なのか? 事件前の内田の足取りを追う二人は、意外な人物との接点にたどり着く……。所轄選抜の若手・高丸と見当たり捜査のレジェンド・縞長の異色バディによる人気シリーズ第2弾!

感想
この機捜235もシリーズ化されてるみたいで、石礫も高丸と縞長がバーディを組み、事件を解決していく。ずいぶん年上の縞長は見当たり捜査能力を活かし、犯人を突き詰めていくところが面白い。高丸がそんな縞長を認め、尊敬しているところが胸を打つ。

今野敏先生 曙光の街

日本でKGBの諜報活動をしていたヴィクトルは、ソ連崩壊後に解雇され、失意のどん底にあった。そこへヤクザ組長を殺す仕事が舞い込んだ。再び日本に潜入した彼を待ち受けていたものは―。警視庁外事課とヤクザを相手にスリリングな戦いを展開するうちに、やがて明らかになる日ソ時代の驚くべき秘密。

感想
今野敏先生の本を読んでみると、警察組織の中に、自分が知らない組織が色々あるんだなあと感心してしまう。この公安部という部署もその一つである。初めてこのシリーズの本を読んだが、今野敏先生には珍しく文語体で描かれており、読みづらいかなと思って読んでいる内に、ロシアの元KGBがやくざの組長を暗殺する場面が現れ、一気に読み進めることが出来た。倉島警部補シリーズもはまりそうだ。

今野敏先生 白夜街道

警視庁公安部の倉島警部補は、自分と因縁のある元KGBの殺し屋ヴィクトルが、ロシア人貿易商のボディーガードとして日本に入国していると知らされる。そして、その貿易商が帰国前日に密会していた外務官僚が謎の死を遂げた。ヴィクトルたちを追い、倉島はモスクワに飛ぶ。緊迫の追跡捜査を描く、アクション・ノヴェルの傑作。

感想
公安外事・倉島警部補シリーズの第2弾。倉島が随分成長していたのが頼もしかった。ロシアの元KGB、ヴィクトルが再登場。倉島がモスクワまで飛んでヴィクトルたちを追う所がハラハラドキドキして面白かった。

今野敏先生 凍土の密約

赤坂で発生した殺人事件の特捜本部に、警視庁公安部でロシア事案を担当する倉島が呼ばれた。被害者は右翼団体に所属する男だ。二日後、今度は暴力団構成員が殺された。2つの事件に共通する鮮やかな手口から、倉島はプロの殺人者の存在を感じる。鍵はロシア、倉島は見えない敵に挑む。公安捜査官の活躍を描くシリーズ第3弾。

感想
公安外事・倉島警部補シリーズの第3弾。最初は頼りなかった倉島も、このシリーズでは小さなチームのリーダーを任されるようになり、徐々に成長していく倉島の様子が面白かった。

今野敏先生 アクティブメジャーズ

警察庁警備局警備企画課の情報分析室、通称「ゼロ」の研修から戻った倉島警部補は、同じ公安外事課の先輩・葉山の動向を探るよう命じられる。同じ日、大手新聞社の大物がマンションから転落死した。倉島は、無関係に見える死亡事故と葉山に接点があることに気付くが…。国家を守る公安警察官の活躍を描くシリーズ第4弾。

感想
公安外事・倉島警部補シリーズの第4弾。ゼロの研修から戻った倉島は早々に公安総務課の課長から呼び出しを受けエース葉山を調査するオペレーションを任される。スパイらしくなった倉島は、早速、真実を追求するために考えられる全ての可能性を一つずつ潰していき核心へと駒を進めていった。先輩エース葉山にも認められた倉島の今後にも期待する。

今野敏先生 防諜捜査

“ゼロ”の研修から戻った倉島警部補は、外事一課と掛け持ちで「作業班」に入ることになる。そんな折、ロシア人のホステスが線路に転落し轢死する。警察は事故か自殺の線で捜査を始めるが、これはロシア人の殺し屋による暗殺で、自分もまた狙われていると証言する日本人が現われた。倉島はオレグというその暗殺者を追うが…。

感想
公安外事・倉島警部補シリーズの第5弾。前回のオペレーションでの活躍を認められ「作業班」に任命された倉島がロシアのホステスの電車事故に挑む。事件自体は予想の範囲で、どんでん返しとかではないのだけれど、久々の公安捜査にワクワクが押さえられない。更に成長した倉島、コンビを組んだ片桐、伊藤。刑事上がりの白崎、そしてゼロの研修に行くことになった西本。シリーズ次作も期待できる終わり方に早くも興奮が隠しきれない~。

今野敏先生 ロータスコンフィデンシャル

ロシア外相来日のため随行員の行確を命じられた警視庁公安部外事一課の倉島。そんな中ベトナム人殺害事件が起き、ロシア人音楽家が容疑者になる。その捜査に乗り出した同僚は突如行方不明となり、なぜか外事二課の中国担当者も事件を調べている事が判明し…。各国の思惑が交差する中、国家を守るため、公安のエースが挑む!

感想
公安外事・倉島警部補シリーズの第6弾。特に理由もなく倉島のやる気がない。慢心している状況の中、徐々に、自分の愚かさに気づいていき、本来の公安の仕事をやって行く。そんな、人間臭い倉島を見守りたいと思いました。

今野敏先生 台北アセット

台湾での研修に招かれた警視庁公安部の倉島は、現地の日系企業で発生したサイバー攻撃と殺人事件の捜査に乗り出す。言語の壁や、台湾当局の妨害により捜査は難航するが、二つの事件のつながりがようやく見つかり―。異国の地で孤立無援の中、見えざる敵の脅威に公安のエースが挑む、公安外事・倉島警部補シリーズ第7弾!

感想
公安外事・倉島警部補シリーズの第7弾。台湾での研修に招かれた警視庁公安部の倉島は 選抜のゼロ研修帰りの意欲満々の西本を伴って台湾で現地の日系企業で発生したサイバー攻撃の捜査に乗り出す。今回の倉島は、”ゼロ”出身の後輩のデビューは裁量を持たせ育成していく内容だった。