読書:色々なジャンルの本 2023年4月~6月

四半期の4月から6月も、色彩検定の勉強などで、なのなかなか本を読むことができない。合間を縫って数冊の本を読み終えたので、ここに、制覇した本を載せてみる事にした。

東野圭吾先生  学生街の殺人

あらすじ
学生街のビリヤード場で働く津村光平の知人で、脱サラした松木が何者かに殺された。「俺はこの街が嫌いなんだ」と数日前に不思議なメッセージを光平に残して…。第2の殺人は密室状態で起こり、恐るべき事件は思いがけない方向に展開してゆく。奇怪な連続殺人と密室トリックの陰に潜む人間心理の真実。

感想
旧学生街にたたずむ寂れたビリヤード場で就職が決まらない青年がボチボチ働いているという光景は、創造しうる世界なので、共感を持てた。そんな世界観の中で第1の殺人、第2の殺人が次々と起こっていく。奇怪な連続殺人。密室トリックなど、謎解きと同時に人間心理の複雑さなど、東野先生ならではの展開がおもしろかった。

今野敏先生   カットバック 警視庁FCⅡ

あらすじ
特命を受けたFC室が警護する人気刑事映画のロケ現場。潜入捜査官役の俳優が脚本通りの場所で殺された。
女性新署長率いる所轄の大森署、捜査一課も合流し捜査が進む。
作品のため何としても撮影を続行したい俳優やロケ隊。
それぞれの「現場」で命を削る者達がせめぎ合う中、犯人を捕えることができるのか。

感想
映画撮影のために交通整理や備品の貸出まで便宜を図る、警視庁の部署FC(フィルムコミッション)の活躍?を描く第2段。撮影開始の朝。ロケ現場で死体が発見されるとこから始まる。それも最終脚本通りの場所で、脚本通りの恰好、脚本通りの役者が、脚本通りの死体となって発見されるのである。この殺人現場を知っている者は、監督、助監督、脚本家、撮影隊、俳優と絞られていく。徐々に犯人に行き着くが、ここで自首する者が現れ、物語が複雑化していくと、あいかわらず、口語体で描かれ、読みやすい今野敏先生の一冊であった。

伊坂幸太郎先生 シーソーモンスター

あらすじ
バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。アナログに回帰した金未来。配達人の水戸は、1通の手紙をきっかけに、ある事件に巻き込まれ、因縁の相手檜山に追われる。時空を超えて繋がる2つの物語。「運命」は、変えることができるのか-。創作秘話を明かすあとがき収録。

感想
平凡な家庭の嫁と姑の争いの話とお思いきや、実は元情報員の妻と元々情報員の姑とのユーモアある物語に気づき、本のページがどんどん進んだ。あっという間に読み終えるという、伊坂幸太郎先生の小説でした。

今野敏先生   任侠シネマ

あらすじ
「誠司、映画は好きか?」阿岐本組は、組長の器量と人望で生き残ってきた、昔ながらのヤクザ。そんな組長・阿岐本雄蔵の元に次々と持ちかけられる一風変わった相談に、代貸の日村誠司はいつも振り回されていた。今度は潰れかけている映画館を救え!? 厳しい業界事情もさることながら、存続を願う「ファンの会」へ嫌がらせをしている輩の存在が浮上し……。大好評「任侠」シリーズ第五弾!

感想
任侠シリーズ第5作の任侠シネマ。またまたお節介なやくざの組長。それを見守る代貸と子分の立て直し物語のお話。血なまぐさい文面はなく、面白、真面目なお話で、あっという間に読み終えるという、今野先生ワールドの小説でした。

上橋菜穂子先生 精霊の守り人

あらすじ
老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。

感想
東野圭吾先生、今野敏先生、伊坂幸太郎先生、池井戸潤先生らの本を読み続けていくと、ある程度パターン化されてくるので、ここいらで、新しい小説をと思い、昔の後輩に「面白い本を紹介して。」と尋ねると、山崎豊子先生と、上橋菜穂子先生の名前が挙がった。山崎豊子先生は経済ドラマで、何となく頭が重くなりそうなので、上橋菜穂子先生の小説を読み始めた。読み始めると、ファンタジー小説なので、国王や、星読博士、呪術師、隠密などが出てきて雄大なストーリィだ。本のページも400ページいかないので、あっという間に読み終えた。これから続けて読んで行こうと思う。