読書:色々なジャンルの本

一度目のバブルで徹夜と残業がめちゃめちゃ増え、その分お金は増え続ける。残業で遅くなった時などは、悠々とタクシーで帰ったりしていた。一度目のバブル崩壊になると、一転、残業はしたけど残業代は出ず、会社も暗礁に乗り上げる。バブルが弾けた時代から二度目のバブルが訪れる。再びリッチな生活が訪れるが、今度は慎重にお金を使う。そして、世間が何やらリーマンショックと叫ばれ、2度目のバブルが弾けた。首の皮一枚で繋ぎとめていた会社がとうとう倒産してしまい、私は流浪の旅をし続ける。職安を毎日行き来し、求人案内を見続けると、徐々に募集が増えてきたが、どれも派遣オンリーの会社ばかり。正社員を入れたくないのであろう。しかし、私の年齢も57歳。悠長なことは言ってられないので派遣会社を紹介してもらう。派遣会社では、派遣先で面接がOKであれば雇う事は出来るとの事。腑に落ちないが年齢を考えれば仕方がない。承諾して1週間後、派遣会社から連絡が...。小倉の工場だけど、面接出来るかとの事。一瞬遠いなあと思ったが、了承し、そして面接を受ける事に。派遣先での面接は3か月間使用期間を設けるので、延長があるか否かはその時に決めるとの事。とりあえず、面接は通ったので、月曜日から約1時間かけて工場へと勤務する。電車に乗っている往復2時間は、伊坂幸太郎先生の本を立て続けに読むが、そろそろ読む本がなくなってきた。北九州勤務に慣れてきたある日、新しく好青年がこの工場にやってきた。まだ20代で右も左も分からないみたい。私はこの工場では一番年寄りなので、進んでこの好青年に、工場の規則、食堂の場所、休憩・退出時間などを教えていった。昼時、食堂を案内し、一緒に食事を摂った。何日か経って、私と好青年とのコミュニケーションが取れ始めたので、昼食中、私の悩みを聞いてもらった。「約1時間かけて工場に来ているけど、時間を持て余しているので、何か本を読みたい。お勧めの本を聞かせてほしい。因みに今まで読んだ本は、司馬遼太郎、伊坂幸太郎なんだけど...。」と、すると、好青年。ゆくゆく考えた末、「推理小説。警察小説などでもいいですか。」と言われ、私は「何でもいい。教えて。」と頼む。好青年は一気に言う。「僕が今まで読んだ本は,喜多喜久さんの化学探偵Mr.キュリー。真保裕一さんのローカル線で行こう。高任和夫さんの告発倒産。村上春樹さんのアフターダーク。五木寛之さんの生きるヒント。池井戸潤さんの株価暴落。今野敏さんの任侠学園。等々です。どれもお勧めですよ。」と、私の知らない作者の数々の本を教えてくれた。「ありがとう。」と言って、早速、メモにしたためる。それにしてもよく本を読んでるなあと感心する。それに色々なジャンルの本を、、、。
会社退社後、急いで北九州の本屋に立ち寄り、メモにしたためた本を探し、そしていくつか購入する。
これで、電車の中の持て余す時間は解消される。

喜多喜久先生の世界

  • 化学探偵Mr.キュリー

構内に掘られた穴から見つかった化学式の暗号、教授の髪の毛が突然燃える人体発火、ホメオパシーでの画期的な癌治療、更にはクロロホルムを使った暴行など、大学で日々起こる不可思議な事件。この解決に一役かったのは、大学随一の秀才にして、化学オタク(?)沖野春彦准教授―通称Mr.キュリー。彼が解き明かす事件の真相とは…!?

真保裕一先生の世界

  • ローカル線で行こう!

お金がないなら、知恵を出すのよ!もりはら鉄道新社長・篠宮亜佐美(31歳独身)の果敢な挑戦が始まった。立ちはだかるのは、やる気を失った社員たち。一筋縄ではいかない経営幹部、そして、亜佐美らを次々と襲う不穏な事件。「もり鉄」に明日はあるのか!?人々の希望を乗せた列車は、感動の終着駅に向かってひた走る。

  • デパートへ行こう!

明かりの消えた真夜中のデパートにうごめく人影。その日に限って、なぜか居場所をなくした人々が集まってくる。よからぬ企みを抱く女性店員。生きる希望をなくした中年男。訳あり家出の高校生カップル。道を踏み外した元刑事…。悩める人々がつどう時、奇跡の一夜が訪れる。感涙必至の傑作、ここに登場。

高任和夫先生の世界

  • 起業前夜

飛ばし―扶桑証券経営企画部付の部長、猪狩雄二は黒豹から自社の闇を聞く。国から再建策を要求されていた扶桑証券の浮沈がかかる情報だ。かつて猪狩が出向していた居酒屋チェーンのオーナー黒豹は、一緒に働こうと誘う。自社を浄化する決意をした猪狩だが、組織の論理に追いつめられる。傑作企業小説。

  • 告発倒産

大手百貨店の総務部長・倉橋は、ある日、身に覚えのない利益供与の容疑で逮捕された。身の潔白を訴えても誰も信じてくれない。会社も弁護士の態度も妙だ。「嵌められたか!?」エリートコースから一転、すべてを失った倉橋の前にある女性が現れて、事態は急変した―。大企業を舞台にした迫真のサスペンス。

村上春樹先生の世界

  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、“世界の終り”。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する“ハードボイルド・ワンダーランド”。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

  • スプートニクの恋人

22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。―そんなとても奇妙な、この世のものとは思えないラブ・ストーリー。

  • 海辺のカフカ

「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」―15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真…。

  • アフターダーク

真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。

  • 1Q84

「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。書き下ろし長編小説。

  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時何が起きたのか探り始めるのだった。

五木寛之先生の世界

  • 四季

離婚して実家に戻った長女・波留子は、妹・布由子の自殺未遂がきっかけで医師・沢木と親しくなる。そして、子どものころから優等生だった自分の自由で奔放な一面に気づき、戸惑いながらも、自分らしい人生への一歩を踏み出していく―。四姉妹それぞれの生き方を描く四季シリーズ。

  • 生きるヒント

「悲しいではないか」かつて明治の青年たちは、顔を合わせるとこう挨拶したという。「悲しいではないか」、悲しみを知っている人間だけが、本当の喜びを知ることができる。「歓ぶ」「悲む」「笑う」「飾る」「占う」「買う」「歌う」「想う」―。日々の感情の起伏の中にこそ生きる真実がひそんでいます。常に時代を予感し、人の「心と体」について深く洞察する、日本を代表する作家からあなたへ、元気と勇気が出るメッセージ。

  • 蓮如物語

「親鸞さまについておゆき」。別れ際の母の言葉を胸に刻んだ幼い蓮如。やがてその言葉が、彼のドラマティックな生き方の原点になっていく。餓えと貧しさに絶望した民衆の心に希望を与えた人、蓮如の生涯。

  • 他力

出口なき闇の時代、もはや有事といってよいほどの混迷を極める現代。いったい私たちはどこへ向かっていこうとしているのか。そしてどこに辿り着こうとしているのか。法然、親鸞の思想の核心をなす「他力」につき動かされた著者が、困難な時代を生きぬくための一〇〇のヒントを提示した、必読のベストセラー。