読書:伊坂幸太郎先生の世界 ~2010年

世間が何やらリーマンショックと叫ばれ、2度目のバブルが弾けてきた。我が会社も存続が危ぶまれてきたので、会社から派遣に出てくれと告げられる。50歳になる私に派遣先で仕事が出来るだろうかと思っていたが、どうにか会社に入り込めた。この会社では毎日朝礼があり、当番の一人が何か一言豊富なり、出来事なりを発表しなければならない。そんなある日、20代の事務員女性が朝の一言で今読んでいる本の紹介をされた。伊坂幸太郎という作者の本である。何気に聞いていると、この女性、伊坂幸太郎という作者にドハマりしているらしい。歴史小説から遠ざかって最近は全く小説を読んでいなかった私は、朝礼が終わった後、気になったので事務員の女性に聞いてみた。伊坂幸太郎って最近の作者?どんな小説を書かれている?など。帰ってきた答えは、元々システムエンジニアで、本のジャンルは、ミステリであったり、青春小説であったり、ファンタジー小説であったり、と、とにかく伊坂ワールドの世界ですって目を輝かせて話してくれた。お礼を言ってその場を離れた私は今の話を思い起こしてみる。ファンタジーかあ、ちょっとオタクっぽいジャンルではある。しかし、元々の職業が我々と同じシステムエンジニアと聞いて、ちょっと興味が湧いてきた。早速、帰宅途中で本屋に寄ってみる。そして伊坂幸太郎の本を探すと、平積みされた本の中に、事務員女性が薦めてくれた「アヒルと鴨のコインロッカー」の本が、、、。早速、買って読んでみる。そして伊坂ワールドへとハマっていく。

アヒルと鴨のコインロッカー

何ともユニークなタイトルである。内容はというと、現在と過去、ブータン人、本屋襲撃、広辞林、ペットショップ、ボブ・ディラン、ラジカセと、何とも伏線の多い小説であった。このような本は読んだ事がないが、ジャンルでいうと、ミステリだろうか?青春小説だろうか?
読み終えた後は、とてもすっきりした小説であった。

オーデュボンの祈り

アヒルと鴨のコインロッカーを手にして気になりだしたので、遡って読んでみることに、、、。
次に手にした本は何ともシュールな物語だった。

ラッシュライフ

この作者は伏線の導き方が多く、この本では英語のLASH、LUSH、RASH、RUSHの和訳から始まる。
何だろうと、ページを開いていくとシュールな物語へと引き込まれる。

陽気なギャングシリーズ

陽気なギャングが地球を回す・陽気なギャングの日常と襲撃・陽気なギャングは三つ数えろとシリーズ化されたこれらの本は、軽快で痛快、爽快を味わえるエンタメ本。

重力ピエロ

春が二階から落ちてきたのフレーズから始まるこの本はシリアスな内容のドラマ。

チルドレン・サブマリン

本作品の登場人物、陣内さんを中心にして起こる不思議な事件の物語。何ともファンタジーな小説。

殺し屋シリーズ

グラスホッパー・マリアビートル・AXとシリーズ化された殺し屋を題材にしたエンターテインメント小説。

死神シリーズ

奇妙な死神・千葉が出会う数々の人生。何ともファンタジーな小説。

魔王

自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気が付いた安藤は、その能力を携えて、一人の男に近づいた...。何とも不思議な小説。

砂漠

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

終末のフール

仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。

フィッシュストーリー

黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。

ゴールデンスランバー

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

モダンタイムス

5年前の惨事―播磨崎中学校銃乱射事件。奇跡の英雄・永嶋丈は、いまや国会議員として権力を手中にしていた。謎めいた検索ワードは、あの事件の真相を探れと仄めかしているのか?追手はすぐそこまで…大きなシステムに覆われた社会で、幸せを掴むには―問いかけと愉しさの詰まった傑作エンターテイメント。

SOSの猿

三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?そもそも答えは存在するの?面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成。

オー!ファーザー

父親が四人いる!?高校生の由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれ、息子が遭遇するは、事件、事件、事件―。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

バイバイ、ブラックバード

星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」―これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー。